C’est la vie. これもまた人生。

ただ言葉にして残したい今の気持ちを思いのままに。

ニュージーズを観てきた話。

ブロードウェイミュージカル

『ニュージーズ』

 

 

2021年11月12日(金)

大阪

梅田芸術劇場 12:30

 

 

去年、公演中止が発表されてから

いつか必ずリベンジしてほしいとずっと思っていました

 

 

再演が決定したときは本当に嬉しかった・・・

(ちなみに当方は森本担です)

 

 

京本担のお友達がチケット当ててくれたので

本日、やっと、観に行くことが出来ました!

(人生初ミュージカル!!!)

 

今回も記憶が残っているうちに

つらつらとレポというか感想というか・・

書いていきたいと思います

(もちろん今回も長文)

 

 

 

 

 

―――――

 

路上で新聞販売をする少年たち

「ニュージーズ」

彼らは、新聞の販売価格はそのままに卸値だけが上がったことに納得いかず、

「わかった、じゃあ俺らはもう新聞は売らねぇ!!!」

ストライキを起こし、

 

これまでの新聞売りとしての生活を取り戻すべく

少年たちが団結して姑息な大人たちに立ち向かっていくストーリー

 

―――――

 

 

先日ジェシーの舞台「スタンディングオベーション

を観に行った時

一番最初の登場シーンで泣いたので

 

きっと今日も始まってすぐ泣くんだろうな~

と思ってたんですけど

 

なんと

登場シーンでは泣きませんでした!!!!!(普通です)

 

 

なぜ?と思って考えてみると、

きっと京本大我が舞台で演技をしている姿は

私の中ですでに想像できていて

始まってすぐストーリーに集中できたからだと思います

 

スタオベの時は

 

あぁ、あのジェシーちゃんが舞台に・・・

ねっころがらりながら?のジェシーちゃんが

あんなにスラスラとセリフを・・・・(謎親目線感動感激涙)

 

みたいな感じだったので(笑)

 

そして

始まって数分で美声に殴られます

 

セリフ聞いて・・・

殴られて

聞いて・・・

殴られて

 

まじで、この繰り返し

 

最初のシーンで一緒の

クラッチ―役、松岡広大くん

失礼ながらニュージーズが始まる直前まで

存じ上げておらず・・

 

だけど、インスタ覗いてみたら

ドラマ「ボイス2」の第6話に出てきた

あのイカれた薬中YouTuber野郎の人(役ですからね)だったみたいで

 

あぁ!!あの人!!!

とここで完全に一致

 

そんな2人の歌声の相性がやばいのなんのって

 

 

歌声の凹凸が

きれいにハマったとき

ほーーーんとに鳥肌が立ちました

 

ゾクゾクした・・・・・

 

 

1899年、ニューヨーク

日々のあちらこちらで起こる出来事を載せた新聞

様々な情報を載せた新聞

当時の人々の生活には欠かせない新聞

 

そんな新聞を貧しい子どもたちが売って

綺麗な服を着て優雅に街中を歩く大人が買う

 

皮肉だよなぁ

 

もちろん世の中にはそうじゃない人もいるけど、

少なくとも私が知ってる、私が実際に生きてきた子供時代は

帰る家があるし

帰れば親が作ってくれたご飯を食べて

次の日には当たり前のように学校へ行って

 

「生きる」ための道も道具も環境もすでにあって

 

 

 

劇中には、幼い姿でいかにも貧しくて可哀そうな新聞売りに

同情した大人が新聞を買ってあげる・・・みたいなシーンもありましたが

 

そんな光景が当時のニューヨークでは

当たり前のように街中に溢れていたのかと思うと

自分がいかに平和な世界で生きているのかがわかるよね

 

 

だけど、意外にも彼らは

あえて「可哀そうな新聞売り」を演じて

上手いこと商売してるんだよね

 

当時は、ほとんどの場合が死ぬまでずっと生まれたときの身分のまま

 

労働者階級に生まれて

親はいないし家族もいない

もう自分はずっとこうして生きていくんだと

子どもながらに覚悟があったのかな・・・なんて想像する

 

 

劇中では、姑息で汚い大人たちのやり取りがあったり

ニュージーズが仲間同士で少しケンカしちゃったりするんだけど

私が唯一綺麗だなぁというか、汚れがないなぁと感じた場面があって、

 

それが

デイヴィと弟がニュージーズに加わった後のシーンね

 

ジャックをはじめとしたニュージーズのみんなは

親はいないし、身寄りもなくて

だからこそみんなで家族のように支え合って過ごしていて

 

そんなニュージーズに加わった

デイヴィと弟には父も母もいて

帰る家もあって

「うちでご飯食べなよ!」なんてジャックたちを誘うシーンもあったりして

 

私がニュージーズの一員なら

デイヴィみたいな子を見ると

羨ましいと思うし、世の中は不公平だなって思うし

もしかしたらその気持ちが大きくなって

デイヴィにいじわるしちゃうかもしれないし

「あいつは俺らとは違う」って仲良くできないかもしれない

 

逆にデイヴィの立場でも

自分とは明らかに価値観が違うし

自分は父が仕事に復帰するまでの期間

あくまで一時的に新聞売りをしているだけだって

変なプライドが邪魔したりして・・・

ジャックたちと仲良くできるって言いきれないと思う

 

 

でも劇中の彼らは

「え!親いるの?しかも両親とも!?」

って驚きはするんだけど

だからってどうこうなるわけではなく

 

ジャックたちは新メンバー2人を優しく受け入れるし

デイヴィたちも自分の身分に驕ることなく

同じ新聞売りとしてすぐに打ち解けちゃうんだよね

 

 

子どもたちは家柄や立場ではなく

その人自身の人柄や性格に素直に向き合っていて

なんて汚れの無い綺麗な世界・・・(感動)

 

こうやってすぐに色んなこと想像しちゃって

心にグッときちゃって

今回、ニュージーズを観るにあたって

なんで?ってとこで泣いてることがよくあった(笑)

 

 

(待って2000字超えてる、この調子だと本一冊書けてしまう)

 

 

私、これまでミュージカルと舞台にはあまり馴染みなく生きてきたので

これらの違いってあんまりよく分かってなかったんですけど

今日、分かりました

 

 

『ミュージカルってめっちゃ歌う!!!!!!!!!!』

 

歌う!

歌う!!

喋ったと思ったら

また歌う!!!

 

ここで改めて思ったんだけど

京本大我、ガチで歌が上手い

 

演技はもちろんのこと

ただひたすらに

始まりから終わりまで

ずーーーっと歌が上手い

 

冗談抜きで天才だと思った

 

でもあの歌声は「天才」なんかの一言で

片づけてはいけないんだよね

 

 

素人の私が聞いても分かる

低音の響きや高音の伸び

心地よいビブラート

 

あれは紛れもない彼の努力の賜物で

演技とダンスと並行して

歌も妥協なく稽古してきたんだろうな

 

 

去年の中止発表は本当に本当にショックだったけど

あれから何倍もレベルアップした京本大我が見れたので

そういう意味では公演が延期になって良かったなぁと

 

 

一生懸命な人たちを見ると

やっぱり泣いちゃう

 

今回は特に自分と同世代、もしくは自分よりも年下の子たちが

多かったからなのか、余計に

 

つらい稽古の日々とか

本番の緊張とか

周りからのプレッシャーとか

 

私には想像しかできないけど

そんなことを乗り越えて今目の前にいるのかと思うと

すぐウルウルしてしまう(これガチ)

 

 

ずっと歌うし踊るし飛ぶしバク転とかするし

 

あんなに体力のいる(もはや一種のスポーツ)を

1日2公演もするのさぁ

みんなバケモンなの?

 

本当にすごい、尊敬する

 

まじでみんな無事に完走したら

美味しいものたらふく食べて欲しいし

キンキンに冷えた酒浴びるように飲んで欲しいし

トマト200個食べて欲しいし

ポケモンカード満足いくまで眺めて欲しい

 

 

 

(おっと、さすがに収拾つかなくなってきた)

 

 

時代や環境のせいにしないで

力強く生きるジャックたちに本当に元気をもらったし

私も色々と頑張ろうと思いました

 

 

人生初ミュージカル

心から楽しむことが出来たと思います

 

 

 

ニュージーズを率いるジャック

本当にキラキラしてたな

 

きょもちゃん、カッコよかったよ!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

無事に最後まで走り抜けられますように

 

 

 

 

 

おわり

 

 

 

 

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